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世界平和とお金のない世界 知恵の輪

世界平和とお金のない世界 知恵の輪

「爺ちゃんとミノル」の会話(3)

(62)
「爺ちゃ~ん おる~?」
「おるど~ミノルか~あがれ~」
「もうあがったよ(笑)」
「寒いからコタツに入れ」
「うん」
「お前一人か?」
「お父さんは仕事があるからってもう帰ったよ」
「そっか~。そう言やぁ冬休みじゃの~」
「だからね。遊びに来たの(笑)」
「ご苦労さん」
「なんでご苦労さんなの?」
「遊びも仕事のうちじゃけ~の~(笑)」
「遊びは仕事じゃないよ(笑)」
「勉強も遊びも大切なんじゃ」
「お爺ちゃんらしいね(笑)」
 
 
「ところで宿題はやったか?」
「冬休みになったばかりで宿題はやってないよ」
「その宿題じゃのうて」
「あ~お爺ちゃんに言われたことね?」
「それいや」
「世界平和実現のきっかけを思いついたよ」
「何ごともきっかけは必要じゃけ~の~
 それでどんなきっかけなんじゃ?」
 


(63)
「このあいだ前澤友作さんの宇宙旅行見た?」
「お~見た見た」
「あれを見て前澤さんの検索をしてみたの」
「なんでじゃ?」
「どうしてあんなにお金を配るんだろう?って」
「そりゃあお金の大切さを知ってもらうんじゃないか?」
「僕はお金持ちの気持ちはわからないよ」
「それで検索してみてどうじゃった?」
 
 
「やっぱりあの人はすごいよ」
「すごい人っちゅうのはお爺ちゃんにもわかるど」
「どんなにすごいかと言うとね世界平和を考えてるの」
「そりゃあすごいの~」
「でしょ?それだけじゃないんだよ」
「まだあるんか?」
「お金のない世界も考えているんだって」
「そりゃあすごいの~」
「ハハハハハすごいの~ばかりじゃないの(笑)」
 
 
「このあいだミノルと一緒に考えたことと同じじゃのう」
「でしょ?僕たちみたいな一般人じゃなくて有名人が世界平和を実現しましようって言ったら効果があると思ったよ」
「そりゃあええの~」
「しかもお金のない世界になったら世界が平和になるって」
「お爺ちゃんが考えるのとは考え方が逆じゃの~」
「逆って?」



(64)
「世界平和を実現すりゃあお金のない世界になるっちゅうことなんじゃ」
「あ~そういうことね」
「先にお金を無くすと混乱を起こすと思うんじゃ」
「そうだね。平和な世界になってからお金を無くすほうが良いっていうことなんだね?」
「そういう議論もしたほうがええと思うんじゃがのう」
 
 
「それできっかけのことなんだけどね」
「そうそうきっかけの話じゃったの~(笑)」
「でね。有名人が世界平和の話をテレビで話したら良いのにって思ったの」
「世界平和を希望する話は多いんじゃがの~」
「どうしてみんなは実現しようと言わないんだろう?」
「世界平和を実現するなんてムリと思うからじゃろうの」
「だからね。前澤さんが世界平和を実現しましょうって言ったら良いのにって」
「そうじゃの~」
 
 
「それとね、前澤さんが地球に戻ってこんな事を言ったよ」
「どんなこと?」
「あのね各国の首脳に体験して欲しいって」
「地球を大切にすることとか平和の大切さがわかるんじゃろう」



(65)
「宇宙に行かなくてもみんな知ってることなんだけどね」
「世界平和実現を真剣に考えるきっかけが出来るっちゅうことじゃろうの~」
「でしょ?」
「それが一番早い方法かもしれんの~」
 
 
「僕も出来ることをしようと思っているんだけどね」
「どんなことを考えちょるんじゃ?」
「それでねお爺ちゃんに相談しようと思ったの」
「何を?」
「だからね僕に出来ることってなんだろうって」
「そうじゃのう小学6年生でも出来ることか~」
「もう冬休みに入ったしね」
 
 
「そうじゃ。お前にはパソコンがあるじゃないか」
「うん」
「パソコンでインターネットを使うて何か出来んか?」
「そうだな~ツイッターとかで前澤さんのブログを紹介してみようか?」
「それも一つの方法じゃのう。他の人で世界平和を真剣に考えちょる人はおるんか?」
「いっぱいいるよ」
「いっぱいおるのに何も進展がないの~(笑)」
「だからね前澤さんがきっかけになると思ったんだよ」
「そっか~」



(66)
「それと気になることがあるんだ」
「気になることってなんじゃ?」
「世界平和なんて実現するはずがないと思っている人たちにわかってもらう方法なんだ」
「そんな人は気にせんでもええんじゃないか?」
「そういう訳には行かないよ」
「なんでじゃ」
 
 
「みんながこれなら世界平和が実現できるんじゃないかって思ってもらうことも大切だよ」
「そりゃあそうじゃがこれが難しいからいまだに実現せんのじゃからの~」
「あ!わかった。インターネットで世界平和実現の方法を検索してみるよ」
「そりゃあええ方法じゃの~。いろんな人の考え方も知っちょくのも必要じゃのう」
 
 
「ちょっと見てみるね」
「パソコンがのうても出来るんか?」
「うん。スマホがあるからね」
「スマホでもインターネットが出来るんか?」
「そうだよ。スマホがパソコンと同じ役割が出来るんだよ」
「電話だけじゃないんじゃのう。便利じゃのう。お爺ちゃんもやってみようかのう(笑)」


(67)
「お爺ちゃんならユーチューブで映画や動画を楽しむことが出来るよ」
「そっか~。面白そうじゃのう(笑)」
 
 
「あ!あった。世界平和とお金のない世界を検索したらあったよ」
「どれどれ。なんか字が小さいのう」
「こうすれば字が大きくなるよ」
「画面が小さすぎてちょっとずつしか読めんじゃないか(笑)」
「お爺ちゃんならスマホよりパソコンが良いね(笑)」
「テレビと同じ画面なら見やすいの~」
 
 
「ところでさっきの話だけどね世界平和のブログが参考になると思うんだ」
「人の意見は参考になることが多いからのう」
「ふと思ったんだけどね。僕もブログを作ってみようと思うんだ」
「他の人と同じようなブログじゃあ誰も気に留めんのじゃないか?」
「そうだな~みんなが気に留めてくれるようなブログって作れないかな~」
「ミノルが有名人になりゃあええんじゃがのう(笑)」
「ハハハハ・・だから前澤さんのような有名人を思い付いたんだよ(笑)」
 
 
(68)
「ところで熱い飲み物が飲みとうなったんじゃがコーヒーを入れてくれんか?」
「あ~良いよ」
「そこのインスタントコーヒーでええからの」
「粉はどれくらい?」
「小さじ半分くらいかの~」
「たったこれだけで良いの?お湯はどれくらい?」
「普通でええど」
「このコーヒーって底が見えるよ(笑)」
「それくらい薄うてええんじゃ」
「コーヒーの香りはするけど(笑)」
「どうせ半分くらいしか飲まんからの。半分は捨てるからもったいないんじゃ」
「これならコーヒーの飲み過ぎって心配ないね(笑)」
 
 
「雪が降るくらい寒うなったけどミノルのところはコタツがないのう」
「エアコンを使っているからね」
「エアコンは便利じゃが部屋を閉め切っちょると体に悪いど」
「どうして?」
「部屋を締め切ったままじゃと同じ空気ばかり吸うことになるんじゃ」
「自分が吐いた空気を何度も吸うってことか」
「体の免疫力が落ちるんじゃ」
「だから新鮮な空気が必要なんだね」
 
 
 
(69)
「お爺ちゃんの家はすきまが多いからエアコンがあまり効かんのんじゃ(笑)」
「空気の入れ替えはしなくて良いね(笑)」
「部屋を暖めるより体を暖めることがええと思うんじゃがのう」
 
 
「でも夜寝る時はエアコンはタイマーで切れるから途中で寒くなるよ」
「お爺ちゃんは羽毛布団の上に毛布を置いて首の周りは赤ちゃん用の布団を置いて寝るど」
「それなら肩も首も顔も寒くないね。僕もそうしよう(笑)」
「知恵を使うって楽しいど~(笑)」
「たくさん経験するから知恵が湧くんだね」
「そうなんじゃ。お前もいっぱい経験せえよ」
「うん」
 
 
「さっきのきっかけの話じゃがの~。テレビなんかはどうじゃろうか?」
「そう言えば10月ごろテレビ局に送ったけどね何も変化はないよ(笑)」
「テレビ局は戦争の悲惨さを伝えるだけで世界平和を実現しようという番組は作らんのう」
「テレビ局は世界平和の大切さばかりで実現しようという番組は何で作らないんだろう?」
「不思議じゃのう」
 
 
 
(70)
「国会議員にも送ったよ」
「で。どうじゃった?」
「ほとんど無視だよ。たまに貴重なご意見ありがとうございますという返事」
「そんなもんじゃろうのう」
「何でなの?」
「面倒臭いんじゃろう(笑)」
 
 
「今のままじゃいけないってテレビでも言っているのにね。どうして変えようとしないの?」
「政治家も国民も良うなることを望んじょるんじゃがのう」
「お爺ちゃんが言っていたお金に頼らない社会が良いと思うんだよ」
「そう思う人がもっともっと増えるとええんじゃがのう」
「なんだか話が堂々巡りだね(笑)」
 
 
「多くの人は世界平和という夢は持っちょるんじゃがのう」
「それだけじゃいけないのかな~?」
「夢を持つことはええことなんじゃけどの。夢を目標に変えんからいけんのんじゃ」
「どうして?」
「夢はこうなったら良いのにって思うだけじゃろう?」
「うん」
「目標なら実現する方法を考えて行動するんじゃ」
「そっか~夢と目標はまったく違うんだ」
 
 
 
(71)
「実現する方法がわからんから目標にもしとうないんじゃろうのう」
「だから夢だけで神頼みになっているんだろうね」
「どうしてそう思うんじゃ?」
「世界平和を祈りますってみんな言ってるよ」
「そっか~(笑)そう言われりゃあそうじゃのう(笑)」
 
 
「ねえ、お爺ちゃん冬休み前学校でね休み中の旅行へ行く話になったの」
「家族旅行はええの~。それで?」
「大人は温泉に行くことばかり考えているんだよ。何でだろう?ってね」
「そりゃあ温泉は体にええからよ」
「家のお風呂に温泉の元を入れたら良いんじゃないの?」
「それも一つの方法じゃがの。根本的に違うことがあるんじゃ」
「雰囲気が違うとか?大きなお風呂が良いとか?」
「そうじゃのうて、もっと根本的なことなんじゃ」
「何?根本的なことって」
 
 
「お爺ちゃんが若い頃の話じゃがの。化粧品に興味があったんじゃ」
「お爺ちゃんが使うの?気持ち悪~(笑)」
「違ういや(笑)お婆ちゃんが若い頃顔のシミが取れんでの」
 
 
 
(72)
「化粧品が悪かったの?」
「そういう理由もあるけどのシミが取れる化粧品に興味を持ったんじゃ」
「へ~そんなのあるんだ」
 
 
「そういうシミが取れる化粧品はいまでもあるけどの。その化粧品を作ったお爺さんの話を聞きに行ったんじゃ」
「へ~お爺さんが作った化粧品なの?」
「化粧品を作るのが目的じゃなかったんじゃが、お爺さんが自分の病気を治すために温泉に行ったそうなんじゃ」
「やっぱりそこに温泉が出てくるんだね(笑)」
「たくさんの病気を持ったお爺さんの病気が治って不思議になって温泉の人に聞いたんじゃ」
「何て?」
「石だったか?岩だったか?忘れたがの、それがあるから温泉の効果があるんじゃそうな」
「へ~」
 
 
「それでその石か岩か忘れたけどそれを少しもらって調べたそうな」
「うんうんそれで?」
「それが何と電気を帯びちょるって」
「へ~すごいね」
「詳しいことはほとんど忘れたがの(笑)」
「なんだか興味があるから覚えてることだけ言ってみて(笑)」
 
 
 
(73)
「良しわかった。あまり当てにならんけどの(笑)」
「良いよ(笑)」
「うっすら覚えちょることだけ言うど。人間の体を充電式の乾電池と思ってくれ。温泉は充電器の役割をするんじゃ」
「人間って休憩する時とか寝ている時って充電中って言うよね(笑)」
「それそれ。人間の細胞にはイオンチャンネルという穴があるそうな」
「細胞に穴があるの?」
 
 
「そうじゃ細胞に必要なものを取り入れたり必要のないものを排出する役割があるそうな」
「へ~」
「電気を帯びたものをイオンと言うそうなんじゃが、イオンにはプラスとマイナスがあって温泉はマイナスイオンがいっぱいあるそうな」
「そのマイナスイオンが体に良いわけ?」
「そうなんじゃ。プラスイオンが多い所は細胞のイオンチャンネルが閉じてマイナスイオンが多い所ではイオンチャンネルが開いて細胞が元気になるんじゃて」
「へ~すごいじゃないか。人間の体って」
「そうじゃろう?じゃからさっき言うたじゃろうが部屋を締め切ったらいけんって」
「あ~あれがプラスイオンばかりになるんだね」
「細胞が弱ってくるからの~」
 
 
 
(74)
「それで化粧品とどう関係があるの?」
「それで興味を持ったんじゃ。なんで化粧品を作ったのか?」
「そのお爺さんは何て言ったの?」
「温泉の電気はすぐ放電するから電気を蓄えることを考えたって」
「そんなこと出来るの?」
「詳しいことはまったくわからんけどの。とにかく作って色んな人に使ったそうじゃ」
「それでどうなったの?」
「腰痛とか膝痛とかに使ったそうなんじゃが。痛みが取れたのは良いけど肌が綺麗になったんじゃて」
「へ~」
 
 
「それを商品にして欲しいという要望があって薬用では許可を取るのことが難しいから化粧品にしたら良いって」
「あ~それでわかったよ(笑)」
「まだいろいろあるんじゃがの簡単に言やぁそう言うことなんじゃ」
「それで若い頃のお婆ちゃんに使ったんだね。それでお婆ちゃんのシミは取れたの?」
「徐々じゃけどの。肌もきれいになったど」
「温泉ってやっぱりすごいんだね」
「でもの~科学者たちは成分の話しかせんのが多いからの~」
 
 
 
(75)
「科学的な証明がないと認めないことって多いよね」
「そう言やぁ~波動を勉強した時もあったの~」
「波動?そう言えばお父さんも少し話していたけど」
「お父さんは何て言うちょったか?」
「お爺ちゃんが波動に夢中になっていた頃があったって(笑)」
「そっか~(笑)それで?」
「よくわからないからそのままだよ(笑)せっかくだから教えて」


「これも昔の話なんじゃがの(笑)水を飲んで病気が治るとか言われての(笑)」
「それってなんか詐欺商法みたいじゃないか(笑)」
「そうじゃろう?(笑)宇宙エネルギーとか言われて体験してみてわかったんじゃ」
「何がわかったの?」
「理屈じゃあ有り得んと思うちょるんじゃがの何かが違うって感じるんじゃ」
「何かが違うって?」
「そりゃあ・・・・わからん(笑)」
「感じるって言葉に出来ないんだね(笑)」
「それから波動に興味を持ったんじゃ」
「それでどうしたの?」
「波動の通信教育を受けてみたんじゃ」
 
 
 
(76)
「そんな通信教育ってあるの?」
「今はもう無いど(笑)それを受けてみて何となくわかったんじゃ」
「それを聞きたいね(笑)」
 
 
「じゃあ何となくわかったことを言うど」
「うん」
「温泉の話のときに人間は充電式の乾電池のような物って言うたじゃろうが」
「うん」
「人間の体もすべての物質は原子で出来ちょるって知っちょるか?」
「まだ習ってないよ」
「そっか~わからんでもええ。なんとなくわかりゃあええから」
「うん」
 
 
「いろんな原子がくっついて分子が出来てそれが空気や水や物を作っちょるんじゃ」
「うん」
「その原子の話なんじゃがの。原子は原子核が中心にあって電子が周りを回りょうるんじゃ」
「それって見えるの?」
「いや見えん」
「見えないのにどうしてわかるの?」
「そういう質問は受け付けん(笑)お爺ちゃんもわからんのんじゃ(笑)」
「わかった(笑)わからないことがわかったよ(笑)」
「原子核の周りを電子が回るということはじゃの。モーターを思い出すんじゃ」
 
 
 
(77)
「どうしてモーターを思い出したの?」
「ええか?モーターを作ったことはあるか?」
「うん。あるよコイルを巻いてモーターを作って磁石のそばに置いてから電気を流すとモーターが回るの」
「そうか。それならわかるな。その逆はやったことはあるか?」
「その逆って?」
「モーターを回したら電気が出来るって」
「え~?ないよ」
「電気が出来る仕組みは習ったか?」
「習ったよ。・・・そっか~モーターを回せば電気が出来るんだ」
 
 
「それならわかるじゃろう。話を最初に戻すど」
「うん」
「原子核の周りを電子が回るのはモーターが回るのと同じに見えるじゃろう?」
「なんとなく(笑)そっか~お爺ちゃんが人間の体は充電式の乾電池みたいなものって言ってたね」
「それもじゃがの。電気が流れると磁界が出来るんじゃ」
「じかい?」
「わからんでもええ。お爺ちゃんにもわからんのじゃから(笑)」
「それで?」
「それは微弱なエネルギーが出ちょるそうなんじゃ」
「エネルギー?」
 
 
 
(78)
「それが波動って言うんじゃ」
「へ~よくわからないけど。ドラゴンボールの波動拳を思い出したよ(笑)」
「お爺ちゃんもそう思ったことがあるど(笑)」
 
 
「その波動を勉強してどうして夢中になったの?」
「波動は波が動くって書くじゃろう?波は音波とか電波のように波長があるんじゃ」
「それならなんとなくわかるよ」
「波長を調べてみたら赤外線とか紫外線とか可視光線とかあって体に良い波長とか悪い波長とかあるんじゃ」
「なんだか身近になったね(笑)」
 
 
「可視光線っちゅうのは目に見える光じゃ。虹はわかるじゃろ?」
「虹はわかるよ。虹は七色あるんだよね」
「それが目に見える光の波長の幅なんじゃ」
「うん」
「赤から紫まである」
「うん」
「赤の外側にあるのが赤外線で紫の外側にあるのが紫外線じゃ」
「名前は聞いたことがあるよ」
 
 
「赤外線の中で外側にあるのが遠赤外線じゃ」
「これも聞いたことがあるよ」
「遠赤外線は育成光線とも言われて体にええけど紫外線は体には良くないんじゃ」
 
 
 
(79)
「えらい詳しいね(笑)」
「通信教育を受けたからの(笑)」
「ハハハハそれで?」
「それで・・・なんじゃったかいの?」
「波動は波があるって言う話だよ(笑)」
「おう!そじゃった(笑)波があるから波長があるということじゃったの」
「うん」
 
 
「波長と聞くとこんなことを思い出さんか?」
「どんなこと?」
「友だちとは趣味が同じじゃから波長が合うって」
「うん!あるあるそんな時は話をしていても楽しいよ」
「波長が合うって相性が合うことと同じと思うんじゃ」
「なんとなくわかる・・・うん(笑)」
 
 
「波長が合うと共鳴ちゅうのが起きて大きな力になるんじゃ」
「へ~♪友だちとゲームの話をすると盛り上がるよ。あれと同じかな~?」
「そうかもしれんの~♪」
「それで?」
「その頃波動転写器っちゅうものを見せられての」
「その波動なんとかって何?」
「はどうてんしゃきっちゅうものじゃがの相性を合わせる機械なんじゃ」
「へ~よくわからないけど(笑)」
 
 
 
(80)
「初めて試しにやってみたことなんじゃけどの」
「どんなこと?」
「台所にあったお塩を使ったんじゃ」
「どんな塩?」
「天然塩じゃない普通の塩じゃがの。二つの皿に少しずつ入れるんじゃ」
「それで?」
 
 
「転写器の上に丸い印が二つあるんじゃが片方に一つ目の皿を置いてもう一つの丸印の所へ右手を置いてスイッチを入れる」
「それで何か起きるの?」
「いや何も起きん(笑)それを二分くらいして終わってからその塩を舐めてみたんじゃ」
「まさかその塩が甘くなるとか(笑)」
「そりゃあないど(笑)いつもの塩辛い塩じゃった(笑)」
「それでもう一つの皿の塩はどうしたの?」
 
 
「そこなんじゃ。それがじゃの~・・二度と舐めたくないすっごく辛い塩なんじゃ」
「それっていつもの塩辛い塩なんでしょ?」
「そうなんじゃ。なんでこね~違うんじゃろうって聞いたんじゃ」
「そしたら?」
「右手から自分の情報が塩に入ったって言うんじゃ」
「そんなことってあるの?」
 
 
 
(81)
「不思議じゃろうが」
「それでもっと夢中になったの?」
「そうなんじゃ。それで波動転写器を買うたど(笑)」
「え~!すごいじゃないか。今でもあるの?」
「あるど。時々使ようるけどの」
「やっぱり何かに転写してるの?」
「今は時々気回しっちゅうのをやりょうるど」
「きまわしって?」
 
 
「自分の体の中の気の巡りを良うするんじゃ」
「きのめぐりって?」
「体の中には血が流れる血管があるじゃろ?」
「うん。知ってるよ」
「体の中に血管だけじゃのうて経絡っちゅうのがあるんじゃ」
「けいらくって?」
「難しいことはわからんからお爺ちゃんが知っちょる程度で言うど?」
「うん。良いよ。僕も詳しく言われるとわからないから(笑)」
 
 
「経絡っちゅうのは気が流れる道なんじゃ」
「きって?」
「元気とか天気とか言うじゃろうが」
「良くわからないけど何となくわかるような(笑)」
「経絡が体の表面に現れたのがツボなんじゃ」
「ツボって指で押さえる所?」
 
 
 
(82)
「そうじゃ。ツボを押さえると気の流れが良うなるんじゃ」
「わかった!何となくだけど(笑)気の流れが良くなると元気になるんだ」
「そうじゃ。元の気に戻るんじゃ」
「それで・・・きまわしと関係は?」
 
 
「波動転写器の上に両手を置いてスイッチを入れると体の気の巡りが良うなるんじゃ」
「気の巡りが良くなったら元気になる?」
「それもじゃがの。体の中の細胞たちが元気なるって感じじゃ。それと本来の機能が働き始めるって感じじゃのう」
「それなら病気も治るかもしれないじゃないか」
「病気が治るかどうかわからんけどの。体が本来の元気な状態に戻ろうとする気がするど」
「あ~何となくわかったよ。それで・・・その転写器はどこに?」
 
 
「あ~これじゃ」
「え~こんなに小さいの?」
「もっとでっかいのもあるど」
「え~何台持ってるの?」
「三台じゃ(笑)」
「それは夢中になりすぎじゃないの?(笑)」
「そうじゃのう(笑)子どもたちにも使ってもらおうと思ったんじゃがの」
「それで?」
 
 
 
(83)
「子どもっちゅうもんは親の言うことは反発するんじゃろう。お爺ちゃんもそうじゃったからの~(笑)」
「だから僕に詳しく話したの?」
「それもあるけどの。小さい子どもは何でも興味を持つからの。それがええことなんじゃがの~」
「じゃあ僕がお父さんに言うよ」
「ムリじゃろう(笑)」
「どうして?」
「お前もお爺ちゃんの病気が移ったって言われるど(笑)」
「そうかもしれない(笑)」
 
 
「波動の話はこれだけじゃないど」
「まだあるの?」
「波動は波長で情報もあるし高い低いがあるって言うたじゃろう?」
「うん」
「体や心にとって良い波動と良くない波動があるんじゃ」
「なんだか難しくなったね?」
「難しいようじゃけど簡単なことなんじゃ」
「へ~」
 
 
「命のあるものは波動が高くて命のないものは波動が低い」
「波動が高いのと低いのでどう違うの?」
「波動が高いのは人や自然を元気にしてくれるんじゃ」
「へ~」
「場所で言うと神社やお寺がある所は波動が高くてイヤシロチって言うんじゃ」
 
 
 
(84)
「いやしろち?」
「水や空気もきれいで居心地のええ所なんじゃ」
「何となくわかるよ癒やされるって感じで(笑)」
「その反対の波動が低い所はドブ川のような健康に良くない所をケガレチって言うんじゃ」
「汚れるってこと?」
「そうかも知れんの~(笑)」
 
 
「波動で考えるとおもしろいね♪」
「そうなんじゃ。プラス思考は波動が高くてマイナス思考は波動が低いとかの」
「そっか~プラス思考になれば元気になれるんだ♪」
「ま、波動の体験談はあると思うから検索してみ」
「うん、あとから見てみる」
 
 
参考
<波動おもしろ体験>
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/7003/

 
 
「そうじゃ、さっきドラゴンボールの話はカメハメ波じゃったの(笑)」
「波動拳はゲームだったね(笑)」
「カメハメ波も波動拳も同じ種類じゃがパワーが違うんじゃろうのう」
「あれってテレビで見た気功と同じなんでしょ?」
「あ~あれは外気功って言うんじゃろう」
「がいきこう?」
 
 
 
(85)
「うん、気功には内気功と外気功があるそうな」
「爺ちゃんはどうして詳しの?」
「少しだけ経験したんじゃ」
「あの投げ飛ばす気功?」
「いや、体の中を元気にする内気功じゃがの」
「へ~どんなことをしたの?」
「目をつむって友だちの体をイメージするんじゃ」
「へ~それで?」
 
 
「そうすると胃のあたりが黒く見えての。そこに向かって優しく息を吹くんじゃ」
「それで?」
「手をかざしながら黒いのが消えるようにイメージするんじゃ」
「それでどうなったの?」
「黒いのが消えて・・・・あとから友だちに何か変化はあったか聞いてみた」
「うんうんそれで」
「痛みを我慢しちょったけど痛みが無くなったって言うたど」
「へ~すごいじゃない」
 
 
「あるセミナーでアドバイスを受けながら経験したことじゃけどの」
「それって誰でも出来るの?」
「出来ると思うけどの~出来んと思う気持ちが邪魔するかも知れんの~(笑)」
「波動って面白いんだね」
 
 
 
(86)
「そうじゃろう?波動転写器が普及すりゃあ病気が無くなるかも知れんって船井幸雄さんが言うちょったの~」
「ふないゆきおさんって?」
「もう亡くなった人じゃがの経営コンサルタントをやっちょった人なんじゃ」
「この人がすごい人なの?」
「波動のこともよう知っちょったど。本もいっぱい読んだし講演も何回も言ったのう」
「転写器ってすごいんだ」
「波動の低いものでも相性を合わせると害が少のうなる気がするど」
「どう言うこと?」
 
 
「例えばじゃのう。薬を飲む時自分の右手から薬に情報を入れて飲むと自分の体に合った薬になる気がするんじゃ」
「どうしてそう思うの?」
「薬が飲みやすいし副作用みたいなのが起きんのんじゃ」
「それは良いな~。自分と相性が合うかどうか分かる方法ってあるの?」
「そりゃあオーリングテストっちゅうのがあるど」
「オーリングテスト?」
「そうじゃ。ミノルは右利きか?」
「うん」
「じゃあ右手の親指と人差指でオッケーとリングを作ってみ」
 
 
 
(87)
「お金という合図と同じだね(笑)」
「そうじゃ(笑)そのリングが開かんようにしっかり力を入れちょけよ」
「うん」
「お爺ちゃんが右手と左手で同じリングを作ってミノルのリングを開くように引っ張るからの」
「僕はリングが開かないようにすれば良いの?」
「そうじゃ。ええか?引っ張るど」
「少し開いた」
「良し。少し開くくらいの指でテストをするんじゃ」
「それでどうするの?」
 
 
「それじゃあ、このタバコを左手の手のひらで持っちょけ」
「お爺ちゃんタバコを吸うの?」
「いや、こりゃあ友だちが忘れて帰ったタバコなんじゃ」
「な~んだ。持ったよ」
「さっきと同じように右手でリングを作ってみ」
「うん、わかった」
 
 
「じゃあさっきと同じようにお爺ちゃんが両手の指で引っ張るど」
「あ~簡単に開いたよ。何で?」
「これはの、自分にとって良くないものと体が反応しちょるんじゃ」
「じゃあ僕にとって良いものはどうなるの?」
「じゃあ今度はこれを持ってみ」
「何これ?」
 
 
 
(88)
「遠赤外線が出ちょる石のボールじゃ」
「あ~体に良い遠赤外線だね」
「そうじゃ。さっきと同じようにテストをやるど」
「あ~何だか指に力が入ってる気がする」
「なかなかリングが開かんじゃろうが」
「お爺ちゃん力を加減してないの?」
「そね~なインチキはせんど(笑)」
「こんなことって誰でも知ってるの?」
「興味のあるものしか知らんじゃろうのう」
 
 
「人間の体ってすごいんだね」
「じゃろう?こんなことを思ったことがあるど」
「どんなこと?」
「人間は神様が作ったロボットなんじゃないかって」
「人間も電気で動くから?」
「そうじゃのう。人間の体の中に命が宿って人生を体験するんじゃ」
「そういうふうに思ったことないよ(笑)」
 
 
「マジンガーZみたいなもんかのう(笑)」
「マジンガーゼッドって?」
「今ならエヴァンゲリオンとかガンダムじゃろうのう」
「それならわかるよ。でも思いつかなかった(笑)」
「思うことは自由じゃからのう(笑)」
 
 
 
(89)
「なんだかお爺ちゃんの体験談を聞いているとマンガ本を読んでるみたい(笑)」
「お爺ちゃんの冒険ちゅう題名がええかのう(笑)」
「まだ他にも冒険ってあるの?」
「あるぞう(笑)」
「いっぱいあるけどの。一番長いことやった環境運動の話をしようか」
「なんだか面白くなさそう(笑)」
「地味なことじゃけどの。ミノルの未来のためでもあるんじゃ」
 
 
「地球に優しくとか木を植えましょうとかでしょ?」
「それより身近なことなんじゃ」
「どんなこと?」
「菌の話じゃけどの」
「きんって。金の延べ棒とか?(笑)」
「そうじゃのうて生きちょる菌の話じゃ」
「バイキンの菌の話なの?」
「そうじゃ」
「身近だけど何だかイヤな気がする」
「殺菌とか除菌とか世間では耳にするがの」
「そんな話じゃないの?」
 
 
「菌を大切に使おうという話じゃ」
「へ~菌を使うの?」
「そうじゃ」
「どんな菌なの?」
「善玉菌を使うんじゃ」
「善玉菌って聞いたことがあるよ」
 
 
 
(90)
「菌には大きく分けて善玉菌と日和見菌と悪玉菌があるんじゃ」
「うん。なんとなく覚えているような」
「こりゃあ人間にとっての区別じゃがの」
「そうだろうね(笑)」
「この比率はだいたい2対6対2じゃそうな」
「へ~どうやってわかったんだろう?」
 
 
「お爺ちゃんもわからん(笑)専門家が言うのを覚えちょるだけじゃから(笑)」
「僕もそう思う(笑)それで?」
「日和見菌ちゅうのはどっちつかずで善玉が増えれば善玉菌と同じ行動を起こすんじゃ」
「じゃあ悪玉菌が増えると悪玉菌と同じ行動をするってことなの?」
「そうらしい(笑)」
「なんだか優柔不断って感じ」
 
 
「これは率先して行動する者、言われて行動する者、言われても行動しない者。人間社会の比率に似ちょるそうな」
「あ~なんだかわかる(笑)学校の掃除でも同じだよ(笑)」
「この善玉菌を生活の中で活用しようという話なんじゃ」
「どうやって活用するの?」
「生ゴミを菌で発酵させて家庭菜園とかいろいろなんじゃ」
 
 
 
(91)
「いろいろって?」
「菌じゃからの。使いみちは多いんじゃ」
「どんな使いみちがあるんだろう?」
「さっきのは善玉菌を米ぬかに混ぜたボカシっちゅうのうを生ゴミに混ぜると野菜作りのええ肥料になるんじゃ」
「そのほかにどんな事ができるの?」
 
 
「善玉菌をお米の研ぎ汁とか水に薄めて排水口に流すと排水パイプやら川がきれいになるんじゃ」
「へ~菌っていろんなことが出来るんだね」
「山の中も川の中も生き物の死骸が残っちょらんじゃろう?」
「そう言われればそうだね」
「菌は地球をきれいにしてくれるんじゃ」
「僕たちは洗剤や殺菌剤できれいにしていたよ」
「それが間違いの元なんじゃ。それに善玉菌を使った所は空気もきれいになるど」
「へ~すごいね」
 
 
「さっきイヤシロチの話をしたじゃろう?」
「うん」
「善玉菌を使った所はイヤシロチのようになるんじゃ」
「へ~すごいじゃないか」
「環境運動って言うたけど、環境蘇生化運動って言うちょったど」
「そせいか運動って?」
 
 
 
(92)
「命のある菌は地球も人間も健康にしてくれるんじゃ」
「やっぱり菌ってすごいんだね。お爺ちゃんはそれをどうしてたの?」
「町内でおばちゃん連中を集めて生ゴミリサイクルの話をしたり、善玉菌の普及活動をしたんじゃ」
「そんなに良いことを今はやらないの?」
「とっくにやめたど」
「どうして?」
「お婆ちゃんに言われたんじゃ」
「何て?」
 
 
「いい加減に仕事を探してって(笑)」
「善玉菌の普及って仕事じゃなかったの?」
「お金が儲からんからの~」
「お金が儲からないと仕事じゃないの?」
「生活するには生活費が要るじゃろうが」
「あ~そういうことか」
「じゃからその時も思ったんじゃ」
「何て?」
「お金のない社会ならええのにのうって(笑)」
「なるほどね~。そういうことなんだ」
 
 
参考
<有効微生物群体験談集一覧表>
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/10006/

 
 
 
(93)
「環境運動だけじゃのうて環境を蘇生化する活動が大切なんじゃ」
「地球も人間も元気にならなきゃってことなんだね」
「じゃからのう環境を汚すことも止めんにゃあいけんのんじゃ」
「環境を汚すって?」
「お爺ちゃんが一年半だけ経験したことなんじゃがの」
「どんな経験したの?」
「産業廃棄物の運搬なんじゃ」
「産業廃棄物って?」
 
 
「工場とか建設会社とか要らんようになったゴミのことなんじゃ」
「へ~工場とか入ったの?」
「お爺ちゃんが運んだのは建設会社とか土木工事の廃棄物なんじゃがの」
「どんな物を運ぶの?」
「リフォームの家やら新築の家、建設現場の廃棄物なんじゃがの」
「いろいろあるんだね」
「辛いのは雨降りの日にかっぱを着て積み込むんじゃがの、ネズミやらゴキブリがおる時は・・・」
「へ~そんなことやるの?」
「それだけじゃないど。リフォームの家なんか要らんようになった電気釜があっての、その中を見るとウジが湧いちょったんじゃ」
「ウジって?」
 
 
 
(94)
「ちいさな虫なんじゃが・・・思い出しとうないのう(笑)」
「よくそんな経験できたね」
「本当に辛かったのはまだまだ使えるような材料を捨てんにゃあいけんのんじゃ。もったいないのう」
「使えるのに捨てるの?」
「それを他の業者にあげると新しいものが売れんから困るんじゃて」
「そういうことだったんだ」
「まだまだ辛いことがあるど」
「何?」 
 
 
「山の中に決められた所へ持って行って埋めるんじゃ」
「何でも埋めるの?」
「決められた種類のゴミなんじゃがの。これが辛い」
「どうして?」
「細かく分別するのが面倒くさいからいろんなものが混ざっちょるんじゃ」
「どうして分別しないの?」
「大雑把に分別するだけで精一杯なんじゃ」
「それでそれらは土の中に?」
「そうなんじゃ。埋めたあとは公園にするんじゃ」
「なんだか地球さんが可愛そうだね」
「雨が降って地下を通過した地下水が汚染されんにゃあええんじゃがのう」
「何か良い方法はないの?」
 
 
 
(95)
「あるど。このあいだミノルがインターネットで見つけた大規模リサイクルセンターなんじゃ」
「大規模リサイクルセンター?あ~あれね」
「そうなんじゃ、あのシステムは実現して欲しいのう」
「そうだね」
「あれが出来りゃあ不法投棄も環境汚染も無くなるんじゃがのう」
「不法投棄って?」
「山の中にゴミを捨てるんじゃ」
 
 
「どうして?」
「ゴミの処分ちゅうのもお金が要るんじゃ」
「お金を使いたくないから山の中に捨てるの?」
「そうなんじゃ。何でも無料じゃったらこんなこともせんじゃろうにのう」
「だから無料で回収する大規模リサイクルセンターが良いんだね?」
「そういうことなんじゃ」
 
 
「そういえばテレビ番組でも不法投棄の撲滅みたいなのあったね」
「最近じゃあ池の中のゴミを回収する番組もあるのう」
「そういう番組がいっぱいあったら地球はきれいになるよね」
「本当は勝手に捨てんでも簡単に集める場所があったらええのう(笑)」
 
 
参考
<大規模リサイクルセンター>
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/5033/

 
 
 
(96)
「そういえば愛は地球を救うって番組が毎年あるよね」
「愛は地球を救うけど救うための行動をせんにゃあいけんのう」
「募金活動もやってるのにね」
「募金で思い出したど。ユニセフにもお金を送ったことがあるど」
「へ~どのくらい?」
「ちょっとじゃけどの(笑)」
 
 
「ちょっとでもすごいよ」
「でもすぐやめた(笑)」
「どうして?」
「お金を集めても世界から貧困やら飢餓が無くならんことがわかったんじゃ」
「あ~わかった。だから世界からお金を無くしたいんだね」
「お~さすがに我が孫じゃのう。あっぱれ!(笑)」
 
 
「お爺ちゃんはいろんな体験をしたんだね。他にはどんな仕事をやったの?」
「生命保険、運送会社、自動車学校、損害保険、広告代理店、代行運転、温泉旅館、土木作業員、産廃の運搬まだまだあるけど」
「小さい仕事もあるんだろうね。それにしてもけっこうあるね(笑)」
「一番長いのは自動車学校で16年じゃのう。受け持った教習生の卒業生は700人になるのう」
 
 
 
(97)
「そんなにいたの?」
「一番好きな仕事じゃったからのう(笑)技能も学科も教えたし、送迎のマイクロバスも運転したし、ええ思い出じゃのう」
「僕もいっぱい経験したいな~」
「お金を稼ぐ必要がない社会なら誰でもいっぱい経験出来るんじゃがのう」
「僕にも出来るかな~?」
「出来るど。でもしっかり勉強せんにゃあダメど」
「何で?」
 
 
「何をするにしても資格が要るんじゃ」
「資格って?」
「例えばじゃのう、車の運転は免許証が要るじゃろうが」
「あ~そういうことか」
「資格を取るにはテストがあるから字を覚えんにゃあいけんし、文章の意味もわからんにゃあいけんじゃろうが」
「自分の夢を叶えるにはまず勉強が必要だということだね?」
 
 
「自動車学校にはいろんな人がおってのう。受け持った人で字が読めん人が学科で落ちるんじゃ」
「その人はどうなったの?」
「自宅まで行って教えたことがあるど」
「へ~そこまでやるの?家庭教師みたい(笑)」
 
 
 
(98)
「せっかく仮免の実技が合格しても学科が受からんにゃあ免許がもらえんじゃろうが」
「そういう人もいるんだね」
「他には身体障害者とか耳が聞こえん人も教えたど」
「それでも免許が取れるの?」
「身体障害者の人は障害者用の自家用車を使うたど。耳が聞こえん人はほとんど筆談じゃったのう」
「いちいちノートに字を書くの?」
 
 
「そうなんじゃ。番号札を作って割り箸に取り付けて3番の交差点を左に曲がってくださいとかの」
「大変だったんだね」
「でも楽しかったど(笑)」
「その人たちはみんな合格したの?」
 
 
「そうじゃ」
「へ~みんなすごいな~」
「小学校の勉強も中学校の勉強も大人になってから役に立つってことなんじゃ」
「勉強は好きじゃないけど勉強は大切だということがわかったよ」
「試験勉強も大切じゃがの考える力も付けんにゃあいけんど」
「うん。大人になってからの冒険も聞いたけど子供の頃の冒険ってあるの?」
 
 
 
(99)
「あまり覚えちょらんが田んぼや土手で遊んだり空き地で鬼ごっこやら缶けりやら三角ベースの野球やら」
「外で遊ぶことが多いんだね。僕は友だちとゲームで遊ぶことが多いよ」
「ミノルは星は好きか?」
「うん。好きだけど、どうして?」
「お爺ちゃんは子供の頃手作りで望遠鏡やらラジオを作ったど」
「へ~子供でも作れるの?」
 
 
「そうなんじゃ。本を買って作り方を見ながら作るんじゃがの。失敗をいっぱい経験すると面白いど」
「失敗したら楽しくないと思うよ」
「これが楽しいんじゃ(笑)」
「そういえばお爺ちゃんの所に望遠鏡があるよね。あれは買ったんでしょ?」
「あれは天体写真を撮るために買うたんじゃがの、もう40年くらい前の話じゃ」
「あの望遠鏡で星は見えるの?」
 
 
「見えるど。今は寒いから温うなってから見せちゃるの」
「うん。楽しみだな~。他におもしろ体験みたいなのはあるの?」
「あるど。死んだはずの母ちゃんが助けた体験やら木や草とお話したことかの~」
「死んだお母ちゃんってお爺ちゃんのお母さんのこと?」
 
 
 
(100)
「そうなんじゃ。産業廃棄物の運搬の時のことなんじゃがの2トントラックにガラクタを積み込んでシートをかける時シートから手が外れて荷台の上から後ろ向きに落ちたんじゃ」
「え~。それで」
「こりゃあまずいと思った時、死んだはずの母ちゃんの手を感じたんじゃ」
「それで?」
 
 
「スローモーションで地面に落ちたんじゃがの無傷じゃったんじゃ」
「へ~」
「その時周りにおった近所の人が救急車を呼ばんにゃあいけんと思うちょったって(笑)」
「そりゃあそうだろうね(笑)」
「その時思ったど。死んだ人が守ってくれることってあるんじゃのうって」
「波動もだけど目に見えないことっていっぱいあるんだね」
 
 
「見える世界っちゅうもんはほんの少しの世界なんじゃのう」
「それで、もう一つの木や草とお話したというのは?」
「それは次回にゆっくり話そうかのう(笑)」
「え~次回なの?」
「そろそろお父さんが迎えに来るじゃろうが」
「そうだけど・・・・じゃあ続きはまたね」
 
 
「爺ちゃんとミノル」の会話(4)に続きます。
https://plaza.rakuten.co.jp/chienowa/4023/


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